2011年10月18日

平成23年10月11日〜15日

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2011年10月13日

平成23年10月3日〜8日

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posted by 武蔵浦和メンタルクリニック at 19:46| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

脳が老化しない物質 

  
先日、映画を観に行ってきました。


「猿の惑星 創世記ジェネシス」


映画の舞台は現代のアメリカ、とある研究所。



アルツハイマー病の新薬開発の過程で偶然にも

実験台の一匹のチンパンジーの知能が飛躍的に向上する効果のある物質が発見される。

自宅でアルツハイマーに侵された実の父を介護している研究者が

アルツハイマーに効果があり、なおかつ知能を向上させる物質を特定したのである。

多額の研究費を投じてきた企業のトップは実用化となれば多額の利益につながると、

投資家への説明会議を開き、映像は研究者が新薬の説明をしているプレゼンの最中に

裏ではそのチンパンジーが暴れだし制御不能となり……。

と、説明はここまでにします。



映画を観ながら考えていたのは



先日Natureに掲載された画期的な脳の老化を止める物質の研究です。

興味のある方はぜひ原文をお読みください。


論文タイトル: The ageing systemic milieu negatively regulates neurogenesis and cognitive function. (訳:老化した全身環境はニューロン新生と認知機能を負に調節する)
参照:Nature(2011; 477: 90-94) / Tony Wyss-Coray, Stanford University School of Medicine, California, U.S.A


簡単に説明すると、



老化に伴う脳の機能低下の原因と考えられる血中蛋白質を同定。

これにより,血液を通して脳の老化を制御できる可能性がでてきたということです。



現在アンチエイジングに一番効果があるのは、

高価なサプリメントではなく、

規則正しい生活、粗食 、適度な運動、穏やかな人間関係といわれています。




この研究がすすめば、そう遠くない将来、

栄養ドリンクのように毎日飲むだけで、神経新生がおこなわれ、

老化に伴う脳の衰えのない新薬が開発されるのも夢物語ではなくなるかもしれません。

ただし、この物質が肉体の老化についてどう影響するかには言及されていません。




よくよく考えてみると、体は衰えてるのに脳だけが若いっていうのはかなりつらいかもしれません。

体が思うように動かないのに意識ははっきりしているので、

一日がより長く感じるようになるはずだし、

排泄や入浴の介助もなれるまではかなり抵抗を感じると思います。




私は人間が認知症になるのは、

死の恐怖を軽減するためのプログラムではないかと考えることがあります。

周りは介護で大変かもしれないけれど、

本人は寿命が果てて力尽きるその日まで、

死に伴う痛みや苦痛を感じることがありません。



果てしない徘徊も、群れで生きる動物が年老いて自分の死を予知した時に、

群れの足手まといになり、

仲間を危険な肉食動物の餌食にしないために

群れから離れようとする行動にとても似ています。



脳のアンチエイジングが可能になるのはとても素晴らしいことですが、

実用化の前に生命の不可侵な領域であるか否かの審査は

慎重かつ多方面の有識者による十分な検討が必要とされる研究だと思いました。

posted by 武蔵浦和メンタルクリニック at 19:42| Comment(0) | 医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする