2020年06月01日

今をどう過ごすか 




こんにちは。武蔵浦和メンタルクリニックのカウンセラーです。

6月になり、なんだか心も慌ただしく感じられている方も多いかと思われます。
季節も梅雨が近づき、
疲れやすさやだるさを感じられやすい時期かもしれません。

加えてステイホーム期間を経ての行動の変化は
通常の生活よりもずっと私たちの脳や体を疲れさせます。

自宅や室内で過ごす時間が増えると、
外からの刺激や変化が少なく、
限られたものになりがちです。

私たちの体や脳はその環境に今慣れている状態です。

一方外に出たり、久しぶりの人にあったりすると
それだけでこれまでにない多くの刺激が
私たちの知覚に入り込んできます。

急に多くの刺激にさらされるので、
当然脳はその処理が追いつきません。

情報の多さに、取捨選択が追いつかないということが
起こりやすくなるのです。

これらの反応が、
集中しにくさ、思考のまとまらなさ、
疲れやすさとして自覚されやすいでしょう。

活動しはじめは、
これまで以上に集中がしにくく、
些細なミスを生じやすくなります。

しかしそれは当然の反応です。
なんとかしようと過敏になるよりも、
そういう過程だと思って通り過ぎるのを待つのが良いでしょう。


ここで、適応障害について少し触れておこうと思います。


適応障害とは、新しい環境にうまく適応することができず、
様々な心身の症状が現れることによって
社会生活に支障を来すものを言います。

・不安、憂うつな気持ち、焦りや混乱など、普段あまりなかったような感情の乱れがある
・眠れない、食欲がわかない、体がだるい、疲れやすい、頭やお腹が痛いなど、特に病気があるわけでもないのに体調が悪い
・朝出勤(登校)したくない、仕事(学校)に行っても帰りたくて仕方ない、物や人に当たりたくなるなど、行動面に不調が出てくる

これらは適応障害でよくみられる症状ですが、
今の状況では、だれもが似たような体験を経験する可能性があります。

多くの場合が一時的なもので、
ペースをつかむにつれ軽減されていきますが、
こうした症状が一か月以上続く場合は
耐え続けるのはかえって苦痛を強め、
症状を慢性化させてしまいます。

長引くようでしたら是非受診を検討してください。


外の状況に合わせていくことも大切ですが、
ご自身の体の調子にも目を向け、
行動を自分の調子に合わせていくことも大切です。

今懸命に働いている医療従事者や生活に必要な業務に携わる方々を
ねぎらい、いたわる気持ちも大切ですが、
自分自身をねぎらい、いたわる気持ちも忘れないでくださいね。
posted by 武蔵浦和メンタルクリニック at 11:20| 埼玉 ☔| カウンセリング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする